水道直結・浄水型ウォーターサーバーおすすめ人気13選！【2024年3月】

ウォーターサーバーと聞くと、水ボトルをサーバーに取り付けて利用するものをイメージする人が多いでしょう。

実は、自宅の水道水を入れる水道水直結型のサーバーも存在します。これはご家庭の水道水を専門の技術で濾過し、ボトル式のように常に冷たくて美味しいお水を飲めるようにできるウォーターサーバーで、

ボトルの交換が不要なため、毎回ボトルを受け取る必要がありません。また、レンタルだけではなく買い切りタイプのサーバーもあります。

水道水直結型ウォーターサーバーなら使用量を気にせず定額で好きなだけ水を使えるので、飲み水を多く消費する家庭におすすめです。

しかし、浄水能力の高いものや卓上サイズのもの、ろ過フィルターつきのものなど、水道水直結型サーバーも種類が豊富なので、どう比較すれば良いかで迷いますよね。

そこで本記事では、定額飲み放題が可能な人気の水道水直結型サーバーのおすすめ13選を紹介。メリット・デメリットや選び方、宅配水・浄水器との違いについても解説しています。

水道水直結型サーバーを検討している人は、ぜひ参考にしてください。

水道直結・浄水型ウォーターサーバーとは？

水道水直結型のウォーターサーバーとは、水道水をフィルターでろ過して利用するウォーターサーバーのことです。水道水を使うことから、「水道水サーバー」と呼ばれることもあります。

ウォーターサーバーに変わりはないので、冷水・温水をすぐに出水できるのがメリットです。

浄水器にウォーターサーバーの機能がプラスされたと考えると、わかりやすいですね。

水道水直結型ウォーターサーバーの種類

水道水直結型ウォーターサーバーは、「水道水補充型」と「水道直結型」の2種類に大別されます。

どちらを選べば良いかはライフスタイルにより異なるので、それぞれの特徴を把握しておくことが大切です。

水道水補充型

水道水補充型は、水道水をウォーターサーバーのタンクに補充して利用するタイプです。

水道水補充型のメリット・デメリットを以下にまとめました。

サーバーのタンクに水道水を補充するのは手間ですが、サーバー設置のための工事は不要です。電源のある場所なら、置き場所を問わずに設置できます。

リビングや寝室など、キッチン以外の場所にウォーターサーバーを置きたい人に向いています。

水道直結型

水道直結型は、水道栓を分岐させてから直接ウォーターサーバーを繋いで利用するタイプです。

水道直結型のメリット・デメリットを以下にまとめました。

利用するためには工事が必要ですが、水道から直接使える点は便利です。水道水補充型や宅配水サーバーのような水の補充・ボトル交換などの手間はありません。

置き場所は水道近くが基本なので、キッチンにスペースの余裕がある家庭向きと言えるでしょう。

水道直結型は退去時の現場復帰が簡単なので、賃貸住宅でも問題なく設置できますよ。

水道水直結型ウォーターサーバーの水は美味しい？

水道水直結型サーバーで気になるのは水の味でしょう。元々は水道水のため、美味しさに疑問を抱く人も多数います。

結論から言うと、クセのない飲みやすい水になるケースが多いです。理由としては、サーバー内部のフィルターを通すので水道水特有のカルキ臭は除去されるためです。

水道水をそのまま飲むよりは美味しく感じる人が大半でしょう。

使われるフィルターによっては、一定量のミネラルを残すこともできますよ。

水道直結・浄水型ウォーターサーバーのおすすめ人気13選

※ウォーターサーバーのランキング評価根拠はこちらです。

エブリィフレシャス

エブリィフレシャスは、宅配水サーバー「フレシャス」と同会社が運営する派生ブランドです。水道水補充サーバーに特化しており、月額3,300円（税込）のコスパの良さが目立ちます。

サーバーは床置きタイプのtall（トール）と卓上タイプのmini（ミニ）の2種類を提供。運営会社が同じため、フレシャスの代表機種「dewo」「dewo mini」と酷似しています。

tallは6段階の温度設定ができるので、料理や赤ちゃんのミルク作りなど様々な用途に対応できるのが特徴。miniも4段階まで温度設定が可能で、使い勝手が良いでしょう。

専用の浄水カートリッジは、除去物質数が23種類の多さです。遊離残留塩素やカビ臭、総トリハロメタン、鉛などの物質も取り除き安心できます。

最大約60％節電の省エネ機能やUV殺菌もあり、浄水サーバーとしては高い性能を誇っていますよ。

出典：エブリィフレシャス

ウォータースタンド

ウォータースタンドは、水道水補充型・水道直結型の両方を取り扱う水道水直結型サーバー専門メーカー。選べるサーバーは12種類と幅広く、最安で月額2,200円（税込）の機種もあります。

特に水道直結サーバーに力を入れており、水道直結型を探している人はニーズに合うサーバーを見つけやすいでしょう。

ROフィルターの高性能機種も用意されているので、RO水を使いたい家庭にもおすすめ。特に、子育て家庭なら安全なRO水が使い放題になるのは大きな魅力です。

全ての機種が最低契約期間は1年間と短いのも特徴です。解約手数料も6,600円（税込）と比較的安いので、導入のハードルは低いと言えるでしょう。

機種は限られますが1週間の無料お試しもできるので、使用感を確かめられるのもメリットです。

出典：ウォータースタンド

楽水

楽水は、水道水補充型・水道直結型のどちらも選べるウォーターサーバーです。特に水道直結サーバーは標準タイプなら月額3,630円（税込）とコスパに優れています。

もちろん、安いだけじゃなくサーバーの機能面も充実。最大6段階の温度設定やECOモード、クリーン機能などが備わり、タッチパネルで簡単に操作可能です。

サーバーの種類も豊富で、標準タイプ以外に大容量タイプや冷水専用タイプ、RO水タイプなどを用意。ライフスタイルに合うサーバーを選べるのも魅力です。

不純物を除去する専用カートリッジは、月額料金に含まれています。交換時期も楽水で管理してくれて、交換忘れの心配もありません。

サーバーはレンタル以外に買取（購入）プランもあり、4年以上の長期利用なら購入の方がお得ですよ。

出典：楽水

コマムウォーター

コマムウォーターは、水道水補充型のウォーターサーバーです。サーバーは床置き型の1種類のみとシンプルで、月額料金は3,278円（税込）の低価格です。

安心できる水が飲めるのも特徴で、サーバーにある3つのフィルターを通じて不純物をとことん除去。遊離残留塩素の除去率は97％以上の性能を誇っています。

サーバーの機能としては、UV殺菌やエコモード、チャイルドロックなどを搭載。ボタン位置やタンクの高さにもこだわるなど、使いやすさも追求されています。

日本と韓国の2ヵ国でグッドデザイン賞を受賞しており、デザイン面でも高い評価です。

横幅272mm・奥行327mmとスリムサイズのため、部屋が狭めの人には場所を取らないのも嬉しい点でしょう。

出典：コマムウォーター
※：電気代や水道代などの諸経費は別途発生

Lapis（ラピス）By AQUA STYLE

Lapis（ラピス）By AQUA STYLEは、アクアスタイルが提供する水道水補充型のウォーターサーバー。2022年に発売開始したばかりで、水道水直結型サーバーの中でも新しい機種の1つです。

契約期間を3〜5年で選択でき、5年契約の場合は月額2,948円（税込）の低価格。サーバーの機能も充実していることから、かなりのコスパの良さでしょう。

衛生面ではサーバー自体が洗いやすい構造になっており、セルフメンテナンスで常に清潔さをキープできます。加えて、5年に1度サーバー本体を無償交換してくれるので安心です。

他社サーバーから乗り換えで、解約手数料が最大8,000円キャッシュバック。お得に始められますよ。

出典：Lapis

AQUA STYLE（アクアスタイル）

上記のラピスを提供するアクアスタイルでは、Rico（リコ）という水道直結サーバーも取り扱っています。設置工事費が無料なので、初期費用をかけずに導入できるのが特徴です。

月額料金は3,630円（税込）で、補充タイプとの比較ではやや高め。しかし、水道直結タイプの中では、工事費無料も加味すると安い部類に入ります。

なお、最低契約期間は3年で、期間満了前の解約による手数料は52,800円（税込）と高額です。確実に3年以上使う家庭に向いているサーバーと言えます。

スタイリッシュなデザインなので、置くと部屋もおしゃれな空間になりますよ。

出典：AQUA STYLE

Locca by PREMIUM WATER

Locca by PREMIUM WATERは、業界大手のプレミアムウォーターが提供する水道水補充型のウォーターサーバー。月額料金は2,680円（税込）で、水道水直結型サーバーの中でも安いです。

料金が安いだけではなく、サーバー自体も高性能です。2時間ごとのUV-LED殺菌や自動感知のエコモード、厳重なチャイルドロックなどが搭載し、使いやすさも優れています。

サーバーは床置き・卓上の2種類から選べ、どちらも横幅270mmのコンパクト設計。シンプルかつ高級感あるデザインで、どんな部屋にも合わせやすいのも魅力です。

他社解約金のキャッシュバックや友達紹介によるプレゼントなど、お得なキャンペーンもあるので活用しましょう。

出典：Locca

クリクラ

RO水で有名なクリクラでは、水道水補充型サーバーの「クリクラ feel free」を取り扱い。月額2,980円（税込）なので、月間24L以上使うならクリクラの宅配水サーバーよりお得です。

このサーバーの大きなメリットが、サーバー交換を1年ごとに行う点です。自らフィルター交換する手間がないうえ、常に清潔なサーバーを利用できます。

さらに、サーバーはコンパクトサイズのため、置き場所の選択肢が多いのも特徴です。部屋のスペースに不安がある人でも導入しやすくなっています。

契約縛りは最短1年からで良いため、比較的に短期利用しやすいのも嬉しいですね。

出典：クリクラ

スノーアルプス

スノーアルプスは、水道水補充型サーバーを取り扱うメーカーです。月額3,280円（税込）の安さで、便利な機能が揃った高性能サーバーを使えます。

3段階でろ過するフィルターの浄水性能も高く、残留塩素除去率は97％以上。フィルター交換の頻度は1年に1回と少ないので、交換の手間もあまりないのがメリットです。

タンク容量が7Lと大きいのも特徴の1つです。タンク容量が大きいと補充頻度が少なくなるので、サーバーを使う上での手間を減らせます。

グッドデザイン賞を受賞したモダニズムなデザインで、おしゃれと使いやすさを兼ね備えていますよ。

出典：スノーアルプス

アクアバンク

アクアバンクは、水素水を作れる水道水補充型のウォーターサーバーです。水道水を原水とする水素水サーバーは数少なく、水素水を好きなだけ使いたい人におすすめできます。

アクアバンクは年1回の訪問メンテナンスにより、サーバーの衛生面を管理。メンテナンス費用は月額料金に含まれており、別途費用はかかりません。

契約縛りは1年間で、他の浄水サーバーより短いのもメリットですね。

サーバーは床置き・卓上の2タイプが用意され、どちらもスリムで清潔感あるおしゃれなデザインになっています。

出典：アクアバンク

ハミングウォーター

ハミングウォーターは、水道水補充型のウォーターサーバーです。月額料金は4,378円（税込）と安いうえに、設置後1ヶ月間は無料で使うことができます。

ハミングウォーターの大きな特徴が、使いやすさを追求したデザインです。日本人女性の平均身長に合わせた高さに設計し、楽な姿勢で給水を行えます。

直線と曲線を組み合わせた見た目もおしゃれなため、インテリアにも馴染みます。横幅260mmの省スペース設計で、様々な場所に設置しやすいのもメリットです。

フィルターの浄水性能は業界トップクラス。JIS対象の17項目+その他9項目で80％以上を除去します。

出典：ハミングウォーター
※1：電気代や水道代などの諸経費は別途発生
※2：日本マーケティングリサーチ機構調べ（2022年13月期　水道水直結型ウォーターサーバーに関する指定領域における市場調査にて）

シャインウォーター

シャインウォーターは水道水補充型のサーバーで、月額3,300円（税込）から利用できます。サーバーは2種類あり、標準タイプの「シャインウォーター」では温度設定が最大8段階です。

冷水は5℃・8℃・10℃・12℃（ECOモード利用時）、温水は75℃（ECOモード利用時）、80℃・85℃・90℃に細かく調節できます。

衛生面では、塩素・UV・熱を活用した「トリプルクリーンシステム」でサーバーを清潔に管理。カートリッジも安心・安全の日本製で、高いろ過能力を誇っています。

サーバーは購入することも可能で、4年以上使うなら購入の方がお得になりますよ。

出典：シャインウォーター

Kirala（キララ）Fresh Server

Kirala（キララ）Fresh Serverは、水道直結型のサーバーです。3種類のサーバーを用意しており、どの機種を選んでも工事費は無料のため、初期費用の負担が軽いのがメリットです。

クリーン機能・ECOモードは全サーバーに搭載されており、スタンダードモデルでも不便は感じないでしょう。

ハイスペックモデルなら3段階の温水温度設定や、最新の直冷・直熱システムなども搭載。利便性の高さを売りにしています。

交換用フィルターや定期メンテナンスの費用は月額料金に含まれるので、別途支払いはありませんよ。

出典：Kirala

おすすめ水道直結・浄水型ウォーターサーバー料金比較ランキング

ここまで紹介してきた13社の水道水直結型サーバーの中で、レンタル代が安いサーバー上位3機種を水道水補充型・水道直結型のタイプ別に紹介します。

料金の安さを重視する人は、ぜひ参考にしてください。

常温水だけ、冷水だけが使えるサーバーは除外して、冷水・温水が使えるサーバーが対象ですよ。

水道水補充型

1位：Locca by PREMIUM WATER：2,680円/月

2位：クリクラ feel free：2,980円/月

3位：Lapis（ラピス）By AQUA STYLE：3,608円/月

水道直結型

1位：AQUA STYLE（アクアスタイル）：3,608円/月

2位：楽水：3,630円/月

3位：ウォータースタンド・ネオ：3,850円/月

【浄水能力で選ぶ】水道直結・浄水型ウォーターサーバーおすすめ3選

ここでは、紹介した13社のうち浄水能力が高いおすすめの水道水直結型ウォーターサーバーを紹介します。

安全性が高い水を飲みたい人は要チェックです！

ウォータースタンド ROスタンド

楽水 ピュレスト

ハミングウォーター

卓上サイズの水道直結・浄水型ウォーターサーバーおすすめ3選

ここでは、紹介した13社のうち卓上サイズのおすすめ水道水直結型ウォーターサーバーを紹介します。

卓上サイズは単身者や2人暮らしにおすすめです。

エブリィフレシャス ミニ

Locca by PREMIUM WATER スリムアール S型

ウォータースタンドアイコン

ミルクづくりにおすすめの水道水直結型ウォーターサーバー3選

ここでは、紹介した13社のうちミルクづくりにおすすめの水道水直結型ウォーターサーバーを紹介します。

水の安全性だけではなく機能性も備えたウォーターサーバーです。

シャインウォーター

エブリィフレシャス tall

ウォータースタンド ステラ

水道直結・浄水型ウォーターサーバーのメリット

水代ほぼ0円で使い放題

水道水直結型サーバーでかかる水代は水道料金だけです。宅配水のように水代が数千円かかるわけではないので、水代を気にせずに好きなだけ使えます。

宅配水の標準的な注文ノルマである24L（12Lボトル×2本）使用時で、水代を比較すると以下の通りです。

参照：プレミアムウォーター

もちろん、浄水サーバーの場合はレンタル代が宅配水サーバーより高いです。水代だけがコストではないですが、水の使いすぎによる料金高騰を心配する必要はないでしょう。

むしろ、レンタル代は使用量に関係なく定額なので、多く使うほどお得ですよ。

ただし、使い放題できるといっても常識の範囲外の使い方は控えてください。使い方によっては、フィルターの消耗が激しくなるでしょう。

※大阪市の公式サイトを参照

水の注文・受け取りがない

水道水を使うので、水ボトルの注文や受け取りはありません。注文忘れによる水ボトル不足や、ボトルの受け取り対応などの手間をかけずに利用できます。

特に、水の受け取りに関しては、曜日や時間を固定されるケースもあり不便です。

水の受け取りがなければ、このような面倒からは解放されます。宅配水にはないメリットと言えるでしょう。

水ボトル交換の手間がない

水ボトルがないので、当たり前ですがボトル交換の手間もありません。

宅配水の水ボトルは12Lボトル（約12kg）が主流。かなり重いので、交換にはかなりの労力が必要です。

例えば、子育て中の方々や高齢者からすると、ボトル交換の労力がなくなるのは大きなメリットと言えるでしょう。

補充の手間もなくしたい人は、水道直結サーバーを選びましょう。

水ボトルの保管がない

水ボトルがないもう1つのメリットが、ボトル保管のスペースが不要なことです。宅配水の水ボトルは複数本まとめての注文が基本のため、予備ボトルの保管スペースが必須になります。

ところが、家が狭い人はボトル保管にスペースを取られてしまうと、家での快適度が下がるでしょう。

その点、浄水サーバーならサーバーの置き場所を確保するだけで良いので、宅配水よりも家のスペースに余裕が生まれます。

水ボトルのゴミも出ないので、地球環境にも貢献できますね。

水道直結・浄水型ウォーターサーバーのデメリット

天然水は飲めない

天然水は出水できないので、ミネラル豊富な味わいを求める人には向きません。日頃から天然水を飲み慣れている人は、やや不満に感じる可能性もあるでしょう。

一方で、水の味へのこだわりが薄い人や安全性を優先する人は、特にデメリットにはなり得ません。

どうしても天然水が良い人は、天然水を宅配してくれるウォーターサーバーを選びましょう。

備蓄水としては使えない

宅配水サーバーなら、水ボトルが備蓄水の役割を兼ねることができます。しかし、水道水直結型サーバーは水道水を活用しているので、災害などで断水した際の備蓄水にはなりません。

水道水直結型サーバーを利用する場合は、備蓄水を別途購入して災害対策をしておきましょう。

使用量が少ないと割高になる

メリットとして定額で使い放題できる点を紹介しましたが、反対に使用量が少ない家庭は割高になってしまいます。

このケースであれば、下表の通り宅配水サーバーの方が安くなります。

※料金目安は水代+サーバーレンタル代の合算。実際には、電気代などの諸費用も加算

特に1人暮らしで外出が多い人は、割高になりやすい傾向です。1日通しての水を飲む量ではなく、自宅での水の消費量を把握すると割高かを判断できます。

水分補給をよくする人でも、自宅で飲むことが少ないと割高ですね。

水道直結型は工事が必須

先述しましたが、水道直結型は水道栓を分岐させるための工事が必要です。工事費用がかかるため、初期費用は他のタイプのサーバーに比べて割高になります。

さらに、工事完了までは利用できないので、すぐにウォーターサーバーを使いたい人には不便でしょう。

工事自体は1日で終わりますが、申し込みから着工までは期間が空きます。記事内で紹介した「楽水」を例にすると、着工まで最短10日前後※です。

なお、水道栓のタイプによっては分岐工事が不可能で設置できないケースもあります。工事可能を事前に確認しておきましょう。

特に、海外製水栓やタッチレス水栓の家庭は要注意ですよ。

※楽水の公式サイトを参照

ろ過フィルターによる水道直結・浄水型ウォーターサーバーの違い

水道水直結型ウォーターサーバーは、商品によって使用されているろ過フィルターの種類が異なります。

種類によって取り除ける物質も異なるため、ウォーターサーバーを選ぶうえでろ過フィルターの種類は重要なポイントです。

水道水直結型ウォーターサーバーに使われるろ過フィルターの仕組みや種類について解説します。

ろ過フィルターの仕組みと種類

水道水直結型ウォーターサーバーは、水道水を内蔵しているろ過フィルターに通すことで、不純物を取り除きます。

一般的に、日本で使用されているろ過フィルターは、ROフィルターとUFフィルター、活性炭フィルター、中空糸膜フィルター、セラミックフィルター、イオン交換樹脂の6種類です。

複数のろ過フィルターを組み合わせたウォーターサーバーもあります。

重力や電力で水道水をろ過フィルターに通して給水するというのが、水道水直結型ウォーターサーバーの基本的な仕組みです。

JISやJWPAで定められている浄水器の除去対象物質は以下のとおりです。

上記以外にも、水に含まれる不純物にはさまざまな種類があります。水道水直結型ウォーターサーバーを選ぶときは、何を目的にどんな不純物を取り除きたいのかを明確にしておくことが大切です。

次項では、ろ過フィルターのなかでも水道水直結型ウォーターサーバーに使用されることが多い、「ROフィルター」と「UFフィルター」の2種類のフィルターについて解説します。

参考：浄水器 | 消費者庁
参考：浄水器協会浄水器自主規格基準 ｜一般社団法人浄水器協会

ROフィルターの特徴

ROフィルターは、浄水器に使われるろ過フィルターの中でも、最高レベルのろ過能力を持ちます。逆浸透膜を使用したろ過フィルターで、液体の浸透現象を使って不純物をろ過するのが特徴です。

不純物を含んだ水に圧力を加えることで、RO膜を通して純粋な水だけを移動させています。

ROフィルターのRO膜は超微細な孔を持っており、水分子以外の物質を通しません。化学物質はもちろん、ウィルスもROフィルターは取り除いてくれるので、限りなく純粋に近い水をつくれます。

純水をつくり出せるROフィルターを使った水道水直結型ウォーターサーバーは、小さな子どもがいる家庭や水の安全性を重視する人に最適です。

参考：ＲＯ浄水器｜浄水器協会

浄水フィルター（UFフィルター）の特徴

UFフィルターは、限界ろ過膜（UF膜）を使ったろ過フィルターのことです。ROフィルターには劣りますが、高性能なろ過フィルターとして多くのウォーターサーバーで使用されています。

UF膜には細かな孔があいており、水道水に含まれる不純物を分子レベルでふるい分けるという仕組みです。UF膜の孔よりも分子が大きい物質は膜を通れません。

UFフィルターはROフィルターよりも除去できる物質は少ないですが、ミネラル成分を失わずに済むというメリットがあります。ミネラルは体に必要な栄養であり、水の美おいしさの素にもなります。

水道水からミネラル分は除去したくないという人や、水のおいしさを損ないたくないという人にUFフィルターはおすすめです。

参考：浄水器協会

水道直結・浄水型ウォーターサーバーの選び方

水道水補充型 or 水道直結型

まずは、水道水補充型か水道直結型かを選択してください。冒頭でも述べましたが両者にメリットがあるので、どちらがおすすめかは一概に言えません。

改めて、両者のメリットをまとめました。

ご自身のライフスタイルを把握して、ニーズに合うタイプを選びましょう。

大まかに言うと、料金重視なら初期費用が安い「水道水補充型」が、使いやすさ重視なら補充不要の「水道直結型」が良いですよ。

費用の安さ

ウォーターサーバーは1ヶ月に数千円程度の費用がかかるので、費用もしっかりと比較することが大切です。

先述したように水代はほぼないので、主な費用は以下の3つになります。

この中でも大きな割合を占めるのがレンタル代なので、レンタル代が安いサーバーを選べば費用を抑えやすくなります。

エコモード付きなら電気代を節約できるので、レンタル代が安くエコモード搭載のサーバーが良いですね。

サーバーには購入（買い切り）タイプもある

サーバーは、レンタルだけでなく購入できる機種もあります。購入すれば毎月のレンタル代がなくなるので、長期利用するほどコストを下げられます。

なお、ウォーターサーバーはレンタル品がほとんどです。購入できるサーバーは機種が限られることは把握しておきましょう。

加えて、購入したサーバーは不要になった場合に自ら処分しなくてはなりません。使わなくなった時も想定して購入するかを決めることをおすすめします。

フィルターの性能

浄水サーバーはフィルターの性能により、通常の浄水だけでなくRO水を出水することも可能です。RO水を使いたい人は、ROフィルターのサーバーを選びましょう。

例えば、赤ちゃんに与える場合などはRO水の方が安心できます。ミルク作りとしても使いたい子育て中の家庭なら、RO水を選ぶメリットは大きいでしょう。

RO水の方が安全性は高いですが、通常の浄水でも安全性は十分に確保されています。特にこだわりがないなら、通常の浄水フィルターのサーバーでも問題ありません。

一定量のミネラルを残したい人も、通常の浄水を選んでくださいね。

サーバーの機能性

サーバーは機種ごとで使える機能が異なります。多機能のサーバーほど使い勝手が良くなり、様々な場面での利用ができるでしょう。

通常の冷水・温水以外のウォーターサーバーの主な機能としては以下があるので、必要な機能を備えたサーバーを選びましょう。

それぞれの機能もサーバーにより仕様が違います。例えばチャイルドロックなら、温水のみにロックできるタイプと冷水・温水の両方にロックがかかるタイプに分かれます。

エコモード1つをとっても、自ら切り替えるタイプや部屋の明るさで自動切替してくれるタイプなど様々です。

なお、多くの機能を持つ高性能サーバーほど、月々のレンタル代も高くなる傾向にあります。レンタル料金とのバランスを考えることも大切です。

サーバーのデザイン・サイズ

サーバーのデザインやサイズ感も重要な比較ポイントです。

部屋に合わないデザインのサーバーだと、色彩のバランスが崩れて快適な空間とは言えなくなります。他の家具や床・壁の色も考慮して、部屋にマッチするデザインを選びましょう。

水ボトルが隠れるサーバーなど、おしゃれなサーバーも増えてきていますよ。

給水方法がレバー式・ボタン式・コック式のどれであるかは、デザインだけでなく使いやすさにも影響。ボタン式なら指1本で操作できる上、見た目もスマートな印象です。

サーバーのサイズは、置いても狭さを感じないことが大切です。十分な設置スペースがない人は、卓上タイプも検討してみましょう。

メンテナンスの必要性

ウォーターサーバーは、衛生さを保つために定期的に洗浄が必要です。洗浄方法は、サーバーにより以下2つに大別されます。

新しいサーバーは洗浄機能を搭載しているタイプが多く、メーカーメンテナンスが不要のことも多々あります。メーカーメンテナンスが煩わしい人には、自動洗浄のサーバーがおすすめです。

ただし、洗浄機能やメーカーメンテナンスだけでは不十分なので、セルフメンテナンスは必須。定期的に給水口や排熱口を清掃して、サーバーを清潔な状態でキープしましょう。

セルフメンテナンスを怠ると、雑菌が繁殖して水が汚染されるリスクがありますよ。

最低契約期間と解約手数料

水道水直結型に限ったことではありませんが、ウォーターサーバーは最低契約期間が定められていることが多いです。

解約手数料は数千円〜2万円程度が相場です。決して安い金額ではないので、サーバー選びの際は契約期間も忘れずに確認しましょう。

なお、最低契約期間は業者ごとで異なるだけでなく、選択するプランによっても変動。一般的に、月額料金が安いプランは契約期間が長い傾向です。

一定期間だけ使いたい人は契約期間の短い業者・プランがおすすめですよ。

ちなみに、契約期間と解約手数料が設定されているのはレンタルのサーバーです。サーバーを購入した場合は契約縛りはありません。

水道直結・浄水型ウォーターサーバーと宅配水・浄水器との違いを徹底比較！

水道水直結型サーバーの導入にあたって、比較対象となるのが宅配水のウォーターサーバーと浄水器です。それぞれ、水道水直結型サーバーとどのような違いがあるかを解説していきます。

水道水直結型サーバー・宅配水サーバー・浄水器の主な違いは下表の通りです。

宅配水ウォーターサーバーとの違い

宅配水サーバーとの大きな違いは水の種類です。宅配水サーバーなら天然水を選べる点は、水道水直結型サーバーにはないメリットになります。

料金面では、宅配水は水代が主なコストです。水の注文量に応じて料金が変動するので、使用量が少ない家庭ならコストも抑えやすくなります。

宅配水ならではの他のメリットが、災害時の備蓄水を兼ねる点です。水ボトルを余分にキープしておけば断水時も活用できるので、自然と災害対策にもなります。

水ボトルは備蓄水にもなり得ますが、交換や保管などの管理が面倒な側面からはデメリットとも言えます。

浄水器との違い

浄水器との大きな違いは水温でしょう。水道水直結型サーバーは冷水・温水を出水できますが、浄水器は常温水だけ。機能性を重視するなら、水道水直結型サーバーがおすすめです。

浄水器が勝る点としては、よりコンパクトなサイズを選びやすい点でしょう。蛇口取り付け型・蛇口一体型・据え置き型など種類が幅広いので、家のスペースや用途に合わせやすいです。

置き場所で悩まなくて済むので、部屋が狭い人にはありがたいですね。

コスト面でも違いが見られます。水道水直結型サーバーはレンタルが、浄水器は購入が主流のため、初期費用ではウォーターサーバーの方が安いです。

ところが、月々の費用は浄水器の方が安くなるため、長期利用なら浄水器の方が総額でお得になるでしょう。

水道直結・浄水型ウォーターサーバーがおすすめな人の特徴

宅配水サーバーや浄水器との違いを踏まえた上で、水道水直結型ウォーターサーバーがおすすめな人は、以下に該当する人です。

水の使用量が多い人

メリットとしても述べたように、水代を気にせず利用できるので水の使用量が多い人に向いています。

水の使用量が多いと感じる境界線は人それぞれなので、一概に何リットルとは定義できません。ただし、1ヶ月で24L以上使うなら宅配水よりもお得になるケースが多いです。

1ヶ月で24Lは、1日あたりコップ4杯分に相当します。以下に当てはまる人は1日平均でコップ4杯分を超える可能性が高いので、お得に使えるでしょう。

水ボトルの管理が面倒な人

宅配水サーバーを使用していて、水ボトルの管理が面倒に感じる人も浄水サーバーがおすすめです。

特に水道直結型を選べば補充も不要なので、より便利に使えます。

水道水浄水型ウォーターサーバーに関する口コミ・評判の傾向

良い口コミ・評判

水道水直結型ウォーターサーバーを導入している人の口コミで、特に多かったのが宅配水よりコストを削減できたという声です。

その他では、水を飲む習慣ができたという意見も多数ありました。定額飲み放題の水道水直結型サーバーなので、導入したからには水をたくさん飲もうと考える人が多いようです。

水を飲む習慣ができると水分不足にもなりにくいので、健康的なメリットも多いでしょう。

水のペットボトルから水道水直結型サーバーに移行した人は、ゴミの削減に繋がったとの声もあります。ゴミを出す手間が減るのはもちろんですが、環境貢献の実感も湧くようです。

イマイチな口コミ・評判

イマイチな口コミとしては、水道水と比較した際に水道水直結型サーバーのメリットが感じられない内容の意見が多くありました。

具体的には、水道水が綺麗な地域に住んでいるから浄水にする意味がない、使ってみたが水道水との味の違いがわからないなどが挙げられます。

日頃から水道水を抵抗なく飲んでいる人には、導入する価値が薄いのかもしれませんね。

コスト面でも、1人暮らしの人からは宅配水の方がお得になるという声も。あまり水の消費が多くないのであれば、定額使い放題という水道水直結型サーバーのメリットを活かせません。

水道直結・浄水型おすすめウォーターサーバーのランキング評価概要

※ウォーターサーバーのランキング評価根拠はこちらです。

評価の詳細

水道直結・浄水型ウォーターサーバーに関するよくある質問

まとめ

本記事では、水道水を活用した水道水直結型サーバーのおすすめ13選やメリット・デメリット、選び方、口コミを中心に解説してきました。

水道水直結型サーバーは、定額で好きなだけ水を使えるのがメリットです。宅配水のデメリットである水ボトルの管理もないため、手間が少ない点も魅力でしょう。

水道水直結型サーバーは大きく水道水補充型・水道直結型の2つに分かれ、それぞれ多数のサーバーが存在します。各サーバーの特徴を理解して、ライフスタイルに合う機種を選びましょう。

どのサーバーにするかで迷ったら、記事内で紹介しているものから選ぶことをおすすめしますよ。