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ウォシュレットの水が出ない原因と対処法を解説

ウォシュレットの水が出ない原因と対処法を解説

ウォシュレットの水が出ないというトラブルに直面した場合、突然の不具合に戸惑う方も多いのではないでしょうか。

ウォシュレットの水が出ない問題は、適切な対処法を知っていれば自力で解決できることもあります。そこで、この記事では、ウォシュレットの水が出ない原因と対処法について詳しくご紹介します。

この記事の概要
書いてあること

ウォシュレットの水が出ない主な原因

ウォシュレットの水が出ないトラブルが発生した場合、原因を特定することで対処法が見つかります。

ウォシュレットの水が出ない主な原因について詳しくご説明します。

給水バルブが閉まっている

ウォシュレットの給水バルブ(止水栓)が閉まっていることが原因で、水が出ないことがあります。給水バルブが閉まっていると、ウォシュレットに水が供給されないため、水が出なくなってしまうのです。

給水バルブは、誤って閉めてしまったり、清掃や修理の際に意図的に閉めたまま忘れてしまったりすることがあります。また、地震や振動によって自然に閉まってしまうこともあります。

給水バルブは目につきにくい場所に設置されているため、閉まっていても気がつかないことがあるでしょう。

フィルターの詰まり

ウォシュレットの水が出ない別の原因として、給水フィルターの詰まりが考えられます。ウォシュレットには、水道水に含まれる不純物を取り除くための給水フィルターが設置されています。

給水フィルターを清掃しないまま使用して詰まりが生じた場合、ウォシュレットから水が出にくくなることがあります。ウォシュレットをいつも快適に使うためには、定期的に給水フィルターを清掃しましょう。

水圧の低下

ウォシュレットの水の勢いが弱くなる原因として、洗浄の強さを低く設定してしまい、水圧が低下していることがあります。ウォシュレットの水の勢いが弱くなると、「水が出ない……」と感じるようになります。

水の勢いが弱い場合、ウォシュレットの洗浄の強さを無意識に弱く設定しているかもしれません。設定を確認し、洗浄の強さを変更してみるだけで、水が出ないと感じる問題を解決できることがあります。

また、洗浄幅を「細」に設定するとピンポイントに水が当たるため、水の勢いが強くなったように感じます。洗浄の強さを強くしても物足りない場合には、洗浄幅を調整すると解決することもあるでしょう。

ウォシュレットの故障

ウォシュレットの水が出ない原因として、最も深刻なケースがウォシュレット本体の故障です。長年使用しているウォシュレットであれば、経年劣化により、本体が故障していることが考えられます。

一般的に、ウォシュレットの寿命は10年と考えられています。10年を過ぎての不具合は、本体の故障の可能性も高いでしょう。内部の基盤や回線にトラブルが起きているのかもしれません。

ウォシュレット内部の電気系統が故障している場合、自力で修理することはリスクもあるため、安易に分解することは控えましょう。

ウォシュレットの水が出ない時の応急処置

ウォシュレットの水が出ないトラブルに直面した際、専門家に依頼する前に、自分でできる応急処置があります。ここでは、「給水バルブの確認と調整」「フィルターの清掃方法」についてご説明します。

給水バルブの確認と調整

ウォシュレットの水が出ない場合、給水バルブ(止水栓)の確認と調整を行いましょう。給水バルブは、トイレタンクの横や下部にあります。

給水バルブを探し、給水バルブが閉まっていないか確認しましょう。掃除のために給水バルブを閉めて、そのままになっている場合もあります。

もし、閉まっていた場合には、給水バルブのくぼみにマイナスドライバーを差し込み、ゆっくりと左回りに回して開けます。

給水バルブを開けたら、ウォシュレットから水が出るか確認してみましょう。この作業で水が出るようになることがあります。

フィルターの清掃方法

ウォシュレットの水の流れを改善するために、給水フィルターを清掃してみるという方法があります。

トイレの分解

給水フィルターの詰まりを取り除くことで、ウォシュレットへの給水量が上がり、水の勢いが改善するかもしれません。

まず、電源プラグを抜き、給水バルブ(止水栓)を閉めて水を止めます。次に、給水フィルターを探して外します。

給水フィルターは、マイナスドライバーを使用して左に回して取り外します。取り外したフィルターは、水で軽く洗い流し、古い歯ブラシなどを使って丁寧に汚れを落とします。

清掃後は、フィルターを元の位置に正しく取り付け、給水バルブを開けて水漏れがないか確認します。最後に電源プラグを差し込み、ウォシュレットの動作を確認します。

ウォシュレットの水が出ない時の修理方法

自力での応急処置を試してみてもウォシュレットの水が出ない場合、専門家による修理が必要かもしれません。「メーカーのサポートを利用する」「専門業者に依頼する」という2つの選択肢があります。

状況に応じて適切な選択をしましょう。

メーカーのサポートを利用する

ウォシュレットの水が出ない場合、メーカーのサポートを利用するという解決策があります。メーカーであれば、純正部品が手に入りやすいというメリットがあります。

まず確認したいのが「メーカー保証」についてです。購入時のメーカー保証書を確認してみましょう。保証期間内であれば、無料もしくは低料金で修理できることがあります。

ウォシュレットの一般的なメーカー保証期間は、製品本体であれば1年間、部位によってはもっと長い保証期間の場合もあります。保証期間外の場合は修理費用が比較的高額になる可能性もあります。

メーカーのサポートを利用する際は、製品の型番、購入日、具体的な症状などの情報を整理しておきましょう。多くのメーカーはウェブサイトや電話で修理の受付を行っています。

専門業者に依頼する方法

ウォシュレットの水が出ない場合、専門業者に修理を依頼することもおすすめです。

スタッフ

専門業者を利用するメリットは、迅速な対応をしてもらえることです。多くの業者が24時間対応や即日訪問を行っており、緊急時に素早く対応してもらえます。

専門業者を選ぶ際は、安心して任せられる業者を選びましょう。実績、口コミなどを確認し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

専門業者に依頼する際は、ウォシュレットの機種名や設置年数、故障の状況などを、事前に伝えることが重要です。これにより、業者側で必要な部品や工具を準備できるため、修理がスムーズになる可能性があります。ただし、メーカー純正部品を使用しない場合があるため、修理後の保証範囲については事前に確認しておくことが望ましいでしょう。

ウォシュレットの水が出ないトラブルを予防する方法

ウォシュレットの水が出ないトラブルを予防するためには、日頃からのメンテナンスが重要です。

定期的な給水フィルターの清掃や、給水バルブ(止水栓)のチェックなどを行うことで、ウォシュレットの寿命を延ばし、快適に使用し続けることができます。

定期的なフィルターの清掃

ウォシュレットの水が出なくなる主な原因の一つが給水フィルターの目詰まりです。定期的な給水フィルターの清掃を行うことで、この問題を予防できます。

フィルターの清掃は次の手順で行います。

  1. 給水バルブ(止水栓)を閉める
  2. 給水フィルターを取り外す
  3. 給水フィルターを水で洗い流し、歯ブラシなどを使って丁寧に汚れを落とす

汚れがこびりついているかもしれませんが、力を入れすぎてしまうと給水フィルターが曲がってしまうことがあるため、力加減には注意が必要です。

清掃後は、給水フィルターを元の位置に正しく取り付け、水漏れがないか確認します。

この作業を定期的に行うことで、給水フィルターの目詰まりを防ぎ、ウォシュレットの水の出が悪くなるトラブルを予防できます。清掃の際には、給水フィルターの損傷がないかも確認し、必要に応じて交換しましょう。

給水バルブのチェック

給水バルブ(止水栓)は、水の供給を調整するための重要なパーツです。給水バルブを定期的にチェックすることで、水が出なくなるトラブルを予防できます。

チェックの際は、まず給水バルブの位置を確認します。一般的に、トイレタンクの横や下部に設置されています。次に、バルブがしっかり開いているか確認します。半開きの状態だと、水の供給が不十分になる可能性があります。また、バルブの周りに水漏れや異常な音がないかも確認しましょう。

給水バルブに異常がある場合は、専門家に相談することをおすすめします。無理に調整しようとすると、かえって問題を悪化させる可能性があります。定期的なチェックを行うことで、異常を早期に発見し、大きなトラブルを未然に防ぎましょう。

ウォシュレットの水が出ない時に関するよくある質問(FAQ)

ウォシュレットの水が出ないトラブルに直面した際、よくある質問と回答をまとめました。トラブルの解決や予防のための参考にしてみてください。

ウォシュレットの水が出ない原因を特定する方法は?

ウォシュレットの水が出ない原因を特定する方法をご紹介します。

まず、水が全く出ないのか、それとも水圧が弱くなっているのかを確認します。水圧が弱い場合は、洗浄の強さの設定を確認してみましょう。弱く設定されている可能性があります。その場合には、洗浄の強さを変更しましょう。

次に、給水バルブ(止水栓)が開いているか確認します。給水バルブは通常、トイレタンクの横や下部にあります。給水バルブが閉まっていると、水が供給されずにウォシュレットの水が出ません。前述した方法で給水バルブの開放を行いましょう。

給水フィルターの詰まりも原因の一つです。給水フィルターを外して、汚れで目詰まりしていないか確認しましょう。汚れている場合には、清掃することで、水の流れが正常に戻ることがあります。

ウォシュレットの水が出ない場合の応急処置は?

ウォシュレットの水が出ない場合の応急処置には次の3つがあります。

  • 給水バルブ(止水栓)の確認と調整
  • 給水フィルターの清掃
  • 洗浄の強さの設定を変更する

まず給水バルブ(止水栓)の確認と調整を行います。給水バルブが閉まっている場合は、ゆっくりと左回りに回して開けます。

次に、給水フィルターの清掃を行います。電源プラグを抜き、給水を止めてから作業を始めます。給水フィルターを取り外し、水で軽く洗い流し、古い歯ブラシなどを使って丁寧に汚れを落とします。

水が出ないというよりも、水の勢いが弱いと感じるようであれば、洗浄の強さが弱く設定されている場合もあります。その場合には、洗浄の強さの設定を変更しましょう。

これらの応急処置で改善が見られない場合は、ウォシュレット本体の故障の可能性があります。その場合は、メーカーや専門業者に相談することをおすすめします。

ウォシュレットの水が出ない問題を防ぐための方法は?

ウォシュレットの水が出ない問題を防ぐためには、日頃のメンテナンスが重要です。まず、給水フィルターの定期的な清掃を行いましょう。給水バルブ(止水栓)のチェックも重要です。給水バルブが開いているか、水漏れや異常な音がないかを確認します。また、ノズルの清掃も定期的に行うことをおすすめします。

日頃のメンテナンスに加えて、ウォシュレットを丁寧に使用することも大切です。ウォシュレット本体の故障を防ぐためにも、適切な使用を心がけましょう。

まとめ

ウォシュレットの水が出ないトラブルは、自力で解決できる場合もあります。給水バルブ(止水栓)の確認、給水フィルターの清掃など、ご紹介した方法で対処してみましょう。予防策としては、給水フィルターの清掃など、日頃のお手入れが重要です。

水が出ないトラブルを自力で解決するのが難しい場合には、専門業者に依頼することをおすすめします。

お急ぎ水道屋では、ウォシュレットを含むトイレのトラブルに対して、迅速かつ丁寧な対応を行っております。経験豊富な技術者が、問題の原因を特定し、適切な解決策をご提案します。また、メンテナンスサービスも提供しており、トラブルを未然に防ぐお手伝いをします。

ウォシュレットの問題で困ったときは、ぜひお急ぎ水道屋にご相談ください。24時間365日対応可能で、お客様の快適な生活をサポートいたします。