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立水栓とは?散水栓と比較したメリットや選び方・工事費用を一挙解説

屋外水栓は地面に埋め込む散水栓の他に、立水栓(りっすいせん)という選択肢もあります。立水栓は日常的な使いやすさに優れ、エクステリアの一部としても人気があります。

「立水栓はDIY設置できる?」「選び方や工事費用は?」といった疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、立水栓の基本知識や選び方から工事費用まで一挙解説します。間違いのない立水栓を選び、安全・確実に設置しましょう。
- 立水栓は機能性だけでなくデザイン性にも魅力があり、スペースなどに問題がなければ設置を検討したい
- 立水栓はバリエーションが豊富なため、設置・使用イメージをよく検討して最適な製品を選ぶことが大切
- 立水栓は配管工事などが不要ならDIY設置もできるが、専門業者による設置工事が安心・確実
立水栓とは?日常を彩る屋外水栓の魅力

まずは概要を理解し、立水栓がある生活をイメージしてみましょう。
屋外にあるとうれしい立水栓
屋外水栓には、大きく分けて立水栓と散水栓の2種類があります。立水栓とは、地面から柱のように立ち上がった形状の水栓で、上部に蛇口が取り付けられています。一方、散水栓は地面に埋め込まれたボックス内に蛇口があるタイプです。
立水栓は、その高さゆえに使いやすく、ホースの接続や取り外しが容易です。また、近年では機能性だけでなくデザイン性にも優れた製品が多く、庭のアクセントとしても人気があります。例えば、アンティーク調の立水栓は、まるで小さな給水塔が庭に佇んでいるかのような雰囲気を演出します。ガーデニングや洗車、ペットの足洗いなど、屋外での水仕事を快適にしてくれる立水栓は、あるとうれしい屋外設備のひとつといえるでしょう。

玄関付近に立水栓を設置しておくと、家に入る前に手やペットの足を洗うこともできます。
立水栓が役立つ日常的な活用シーン
立水栓は、日常生活のさまざまなシーンで活躍します。例えば、ガーデニング好きの方にとっては、植物への水やりが格段に楽になります。腰をかがめずに使えるため、体への負担も軽減されます。また、車好きの方には洗車時に重宝するでしょう。高圧洗浄機を使う際の水源としても便利です。
ペットを飼っている家庭では、散歩後の足洗いに活用できます。さらに、玄関付近に設置すれば、外出前や帰宅時の手洗いにも使えます。バーベキューなどのアウトドア派の方にも、食材や調理器具の洗浄に便利です。
豊富なバリエーションから選べる立水栓
立水栓のバリエーションは多種多様です。水栓柱とパン(水受け)の組み合わせで、和風や洋風、モダンなど、好みのスタイルを演出できます。例えば、レンガ調の水栓柱に陶器のパンを合わせれば、まるで英国の庭園にいるような雰囲気を楽しめるでしょう。
機能面でも、ガーデンシンクタイプや温水が出るシャワータイプなど、ニーズに合わせた選択が可能です。ガーデンシンクは、まるで屋外にミニキッチンを設置したかのような便利さで、バーベキューの際の下ごしらえに重宝します。また、寒冷地向けの凍結防止機能付きモデルもあり、地域の気候に応じた選択ができます。
このように、立水栓は単なる水栓としてだけでなく、庭のデザインや生活スタイルを豊かにする重要な要素となっているのです。
立水栓は設置すべき?散水栓とのメリット・デメリット比較

立水栓の設置を考える際、散水栓という選択肢も意識しましょう。立水栓と散水栓はどちらも「屋外で水を使いたい」というニーズを満たすものですが、用途によって向き不向きがあります。設置スペースや庭の広さなど、物件の条件によってどちらが最適かは変わってくるでしょう。
立水栓のメリット・デメリット
立水栓は、庭やカーポートなどの屋外に設置される柱状の水栓設備です。その最大のメリットは、屋外での水作業が格段に楽になることです。ホースの出し入れの手間がなくなり、水やりや洗車がはかどります。また、蛇口が使いやすい高さにあるため、子どもからお年寄りまで誰でも簡単に水が使えるのも魅力です。さらに、近年はおしゃれなデザインの立水栓も増え、庭の雰囲気を引き立てるアイテムとしても注目されています。
一方で、デメリットもあります。散水栓と比べて設置スペースが必要で、費用もかかります。また、設置場所によっては通行の妨げになる可能性もあるため、慎重に検討する必要があります。
散水栓のメリット・デメリット
散水栓は地面に埋め込まれた蛇口で、使用時にボックスを開けて操作します。そのメリットは、省スペース性と広範囲への水供給能力です。使わないときはふたを閉めてスッキリと収納でき、庭やスペースが限られた場所に最適です。また、ホースの長さに応じて遠くまで水を供給できるため、広い庭の水やりに便利です。
一方で、手洗いなど少量の水を使う際にふたを開ける動作が面倒で、ホースの着脱も手間がかかるのはデメリットです。さらに、ホースを差し込んだままにすると汚水や泥が入り込み、害虫発生の原因になることもあります。
散水栓は、広い庭での水やりには適していますが、毎日頻繁に水を使う場合は立水栓のほうが使い勝手がよいかもしれません。
失敗しない立水栓の選び方

日常的な使いやすさも加味して、予算内で最適な製品を選ぶことが大切です。
設置場所や用途に合わせて選ぶ
立水栓は設置場所によって最適な製品が変わってくるため、実際の使用シーンを想像しながら決めることが大切です。例えば、洗車が主な目的ならカーポート近く、植木の水やりが多ければ玄関先、バーベキューでの手洗いにはウッドデッキ付近が適しています。水を使う度に遠くからホースを引っ張るのは面倒なので、具体的な使用場面をイメージしましょう。
立水栓の高さも重要で、立って使うことが多い場合は1,200mm、しゃがんで使う場合は900mmが一般的です。蛇口やパンも用途に合わせて選びます。ペット用にはシャワータイプの蛇口と広めのパン、ガーデニング用には2口タイプの蛇口が便利です。水をためたい場合はゴム栓付きのパン、目立たせたくない場合はコンパクトな丸形パンなど、細かいニーズに応じて選択できます。
デザインや素材で選ぶ
立水栓のデザインと素材選びは、エクステリア全体の雰囲気を左右する重要なポイントです。デザインは、シンプルモダンから和風、アンティークまで多様なスタイルがあり、家の外観や庭のテイストに合わせて選びましょう。
素材は、耐候性と耐久性が重要です。ステンレスはさびにくく、メンテナンスの手間を抑えられます。一方、木製は温かみがありますが、定期的な防腐処理が必要です。色彩も考慮し、外壁や植栽とのバランスを取ることで、統一感のある空間が生まれます。また、パンとの組み合わせもしっかり検討しましょう。パンの形状や素材が水栓柱と調和することで、より洗練された印象になります。
機能性や使いやすさで選ぶ
立水栓の機能性と使いやすさを確認する際は、まず蛇口の操作性に注目しましょう。レバー式は片手で簡単に操作でき、高齢者や子どもにも使いやすいです。水量調節がしやすいかどうかも重要なポイントです。次に、水はねの防止機能を確認します。パンの深さや形状によって、水はねの程度が変わってきます。
2口タイプの立水栓は、低い位置の蛇口に水やり・洗車用のホースを接続して、高い位置の蛇口を手洗い用にするなど、同時に異なる用途で使用できて便利です。寒冷地の場合は凍結対策が必須となるため、凍結防止機能付きの製品を選びましょう。
予算や価格帯で選ぶ
立水栓は予算に応じて幅広い選択肢があります。水栓柱のみなら1万円台から、パンとセットで2万円程度からと、手頃な価格帯の製品も豊富です。高級品になると10万円以上のものもあります。パンを別売りで購入する場合は、それぞれの費用を考慮しましょう。素材やデザイン、機能によって価格は大きく変動するため、必要な機能を絞り込むことが大切です。
また、設置工事を依頼する場合は別途工事費用がかかります。予算内で理想の立水栓を選ぶには、本体価格だけでなく、付属品や工事費用も含めた総合的な計画が重要です。
立水栓はDIYで設置できる?設置工事の期間や費用の目安

立水栓の本体は通販でも購入でき、DIYで費用を抑えて設置することも可能です。とはいえ、専門業者による設置工事が必要なケースも多いでしょう。ここでは、DIY設置のコツや、専門業者に依頼する場合の工事の費用・流れを解説します。
立水栓をDIYで設置するコツ
立水栓のDIY設置は、一定の知識と技術があれば可能です。しかし、水道工事は専門性が高いため、慎重に判断する必要があります。移動式の立水栓なら工事不要で手軽に設置できますし、既存の立水栓をリメイクするカバータイプを活用するのも簡単なDIY方法です。
一方、水道管の分岐や延長が必要な場合は、水道局指定工事業者への依頼が必須です。DIYに自信がない方は、水栓柱の交換も含めて専門業者に依頼するのが賢明でしょう。
DIYで挑戦する場合は、自治体の規制確認や必要な許可取得、適切な工具の準備、水道の元栓位置の確認など、事前準備を怠らないことが重要です。安全には十分注意し、少しでも不安がある場合は躊躇せず専門家に相談しましょう。
立水栓の設置は専門業者に依頼するのがおすすめ
立水栓の設置を専門業者に依頼するメリットは、確実な施工と安心感です。水道管の知識や技術が必要な作業を、経験豊富な業者が行うため、水漏れの心配なく任せられます。また、万が一のトラブル時にも対応してもらえる安心感があります。
専門業者を選ぶ際は、複数の業者を比較し、料金体系や口コミを参考にしましょう。不明瞭な見積もりには注意が必要です。料金表をWebサイトで公開している業者を選ぶと安心です。
緊急時の対応や作業の流れも事前に確認しておくことをおすすめします。専門業者への依頼は、DIYよりも費用はかかりますが、長期的に見れば、トラブルを防ぎ、立水栓を長く快適に使用できる投資といえるでしょう。
立水栓の設置にかかる工事費用の目安
立水栓の設置費用は、工事の内容によって大きく変動します。新規設置の場合、給水管の引き込みが必要なため、3万円から5万円程度かかります。一方、散水栓からの交換なら、2万円から4万円程度で済むことが多いでしょう。排水工事も行う場合は、さらに2万円から4万円程度追加されます。
立水栓本体の価格は1万円台から10万円台まで幅広く、選択肢によって総費用が変わってきます。オプションとして混合水栓や水栓パンを設置する場合、2万円から4万円程度の追加費用が発生します。結果として、立水栓設置の総費用は、5万円から15万円程度が一般的な相場となります。ただし、現場の状況や業者によって費用は変動するため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
立水栓の設置工事の流れ
立水栓の設置工事は、通常半日から1日程度で完了します。まず、水道業者が現地調査を行い、水道管の位置や地盤の状態を確認します。次に、立水栓を設置する場所を決定し、必要に応じて基礎工事を行います。その後、給水管を引き込み、立水栓本体を取り付けます。最後に、水漏れチェックや動作確認を行い、周囲の清掃で工事は完了です。
ただし、立水栓の種類や設置場所の状況によって、工期が変動することがあります。スムーズな工事のためには、事前に専門業者と十分な打ち合わせを行うことが大切です。
立水栓を長持ちさせるメンテナンスのコツ

立水栓は風雨や直射日光にさらされるため、徐々に汚れの蓄積や劣化が進んでいきます。美観も重要な立水栓は、日常的な手入れで品質を維持しましょう。季節に応じた手入れを意識することも大切です。万が一のトラブル時に慌てず対応できるように、信頼できる専門業者も見つけておきましょう。
日常的なお手入れ方法
立水栓の日常的なお手入れは、美観を保ち、機能を長持ちさせる重要な習慣です。週に1回程度、柔らかい布で水栓本体を拭き上げましょう。水垢や汚れが目立つ場合は、中性洗剤を薄めた溶液を使用し、その後よくすすぎます。蛇口の先端は、月に1回程度、歯ブラシなどで軽く磨くと水の出が良くなります。また、排水口のごみ受けは週1回程度の清掃が理想的です。
大雨や強風などの際は、立水栓に異常がないかチェックしましょう。これらの簡単なケアを習慣づけることで、立水栓の寿命を延ばし、快適に使い続けることができます。
季節ごとのお手入れ方法
立水栓の季節ごとのメンテナンスは、その耐久性と機能性を維持する上で欠かせません。特に注意が必要なのは冬季の凍結対策です。水が凍ると膨張して配管を破裂させる恐れがあるため、水抜き機能付きの立水栓を選ぶか、保温材で配管を覆うことが重要です。
夏季は高温による劣化を防ぐため、直射日光を避ける工夫が必要です。また、梅雨時期は湿気によるさびや腐食に注意し、定期的な清掃と乾燥を心がけましょう。春と秋は、花粉や落ち葉などが蓄積しやすいため、こまめな清掃が大切です。これらの季節ごとの対策を行うことで、立水栓を長く快適に使用できます。
トラブル時の対処方法
立水栓のトラブルに迅速に対応することは、快適な生活を維持する上で重要です。よくあるトラブルとしては、水漏れ・水圧低下・異音・凍結などが挙げられます。
水漏れの場合、パッキンの劣化が原因であることが多く、交換で解決できます。水圧低下は、蛇口先端の目詰まりが主な原因で、定期的な清掃で予防できます。異音は、部品の緩みや劣化が考えられ、締め直しや交換で対処します。凍結は、水抜きを徹底することで防げます。
トラブルの程度によって修理や交換が必要なのか、また作業内容や費用も変わるため、立水栓の異常を感じたら信頼できる専門業者による診断を受けましょう。
まとめ

立水栓は屋外での水の使用を快適にするだけでなく、エクステリアの一部としても魅力があります。設置スペースなどに問題がなければ、ぜひ設置を検討したい設備です。製品のバリエーションは豊富なため、設置・使用イメージをよく検討して最適な製品を選びましょう。
配管工事などが不要ならDIY設置もできますが、専門業者による設置工事が安心確実です。万が一のトラブル対応のためにも、信頼できる専門業者を見つけておきましょう。立水栓の修理や交換なら、お急ぎ水道屋にご相談ください。プロのスタッフが水回りの急なトラブルに対して24時間365日いつでも対応いたします。

立水栓のトラブルでお悩みなら、お急ぎ水道屋にご相談ください。プロのスタッフが水回りの急なトラブルに対して24時間365日いつでも対応いたします。