その他のお役立ち情報

あれ?水道水が出ない!原因と対処法を知って突然のトラブルに備えよう

あれ?水道水が出ない!原因と対処法を知って突然のトラブルに備えよう

水は日常生活において欠かせないものです。突然水道の水が出なくなったときは、落ち着いて原因を探り、適切な対処を行う必要があります。状況によっては、水道業者に駆けつけてもらわないと解決しないこともあります。

この記事では、水道水が突然出なくなったときの原因と対処法をはじめ、信頼できる水道業者の選び方、水道トラブルを予防するためのメンテナンス方法を紹介します。

この記事の概要
  • 水道水が突然出なくなったら、まずは落ち着いて原因を探り、適切な対処方法を選択しよう
  • 突発的な水道トラブルを起こさないために、日常的なメンテナンスなど予防策を講じることも大切
  • 専門的な知識や技術が必要な状況なら、無理せず水道業者に駆けつけてもらおう
書いてあること

水道水が突然出なくなった!まず確認すべきこと

水道水が突然出なくなるとパニックに陥るかもしれません。しかし、原因によって適切な対処方法が異なるため、まずは落ち着いて問題の切り分けを行うことが大切です。

スタッフ

断水が自治体全体で起こっているのか、あるいは自宅内の一部水道設備のみの問題なのかなど、断水の影響範囲を確認しましょう。

断水の可能性を確認する

突然水道水が出なくなった場合、広範囲での断水が発生している可能性があります。

断水の原因は、水道工事や水不足、事故、災害などさまざまです。工事や水不足による断水の場合、はがきなどで事前通知が届くことが多いです。

ただし、突発的な工事や事故の場合は通知なしで断水が行われることもあるため、まずは水道局か管理会社へ問い合わせましょう。災害による断水の際には、自治体公式のWebサイトやSNSでも断水情報を確認できます。

近隣住宅や他の蛇口の状況を確認する

近隣住宅や他の蛇口の状況を確認することで、問題の範囲を特定できます。まず、自宅の別の蛇口から水が出るか試してみましょう。複数の蛇口で水が出ない場合は、建物全体の問題かもしれません。

次に、隣家や近所の方に水が出ているか尋ねてみます。周辺で同様の症状がある場合、地域全体の問題の可能性が高くなります。集合住宅にお住まいの方は、管理会社や管理人に連絡して情報を得ることも有効です。

水道料金の滞納がないか確認する

多くの自治体では、水道料金の長期滞納者に対して供給停止処分を行う制度があります。もし水道料金の支払いに心当たりがなければ、すぐに水道局や市役所に確認しましょう。

経済的な事情がある場合、分割納付などの相談に応じてくれることもあります。突然の断水を防ぐためにも、支払い忘れには十分注意しましょう。

マンションや戸建てで水道水が出ない主な原因

水道水が出ないときの原因は一つとは限りません。ここでは、水道水が出なくなる主な原因と、起こり得る水道トラブルを解説します。

水道管の凍結

水道管が凍結してない?

水道管の凍結は、冬季に突然水が出なくなる主な原因です。

特に気温がマイナス4℃を下回ると、水道管内の水が凍結するリスクが高まるといわれています。

凍結は、北海道や東北だけでなく、温暖な地域でも寒波により発生することがあります。水道管が凍結すると水が出ないだけではなく、管内の水が膨張し、最悪の場合は破裂につながります。

【冬に多発】水道管凍結の予防と対策

水道管や配管の劣化や破損

漏水調査

水道管や配管の劣化・破損は、突然の断水を引き起こす重大な原因です。経年劣化により、配管内部にさびや腐食が進行し、最終的には漏水や破裂に至ります。特に築30年以上の建物は要注意です。

【相場は2万円~8万円】水道管破裂の原因・対処法

スタッフ

劣化の兆候として、水の濁りや異臭、水圧の低下などが挙げられます。

これらの症状が見られたら、早めの点検・修理が欠かせません。放置すると大規模な漏水や水質悪化のリスクが高まるほか、水道料金の急激な上昇につながる恐れもあります。

蛇口や配管部品の故障や詰まり

蛇口のパッキンやカートリッジの劣化、水栓本体や配管部品の破損なども水が出なくなる原因です。また、配管内部にごみや異物が詰まることもあります。

これらの問題は、水圧の低下や異音、排水の遅れなどの症状として現れます。蛇口の故障は、パッキンやカートリッジの交換で解決できることが多いですが、場合によっては水栓自体の交換が必要になることもあるでしょう。

排水管つまりを自力で直したい! 場所別の原因や症状と対処法

集合住宅特有の問題:受水槽や給水ポンプの故障

受水槽や給水ポンプ

集合住宅では、水道管から届いた水をためておく「受水槽」を介して、各戸に水が供給されるシステムが一般的です。

受水槽内の水位制御弁の不具合でオーバーフローが発生したり、給水ポンプが故障して水圧が低下したりすると、突然の断水を引き起こすことがあります。

受水槽や給水ポンプの故障は、専門知識を持った業者でなければ対応が困難です。居住者は、水の出が悪くなったり、異音がしたりする場合、速やかに管理会社に連絡しましょう。

水道水が出ないときに自分で対処する方法

水道管の凍結や蛇口・配管の詰まりなどは予防もできますが、実際に水が出なくなってしまったら応急処置を考えることになるでしょう。ここでは自分でできる対処法として、凍結した水道管の解凍方法や蛇口の詰まりの解消方法、水道修理の応急処置について解説します。

凍結した水道管の解凍方法

スタッフ

凍結した水道管の解凍は慎重に行う必要があります。まず、30〜40℃のぬるま湯を用意し、凍結箇所にタオルを巻きましょう。そのタオルにゆっくりとぬるま湯をかけ、徐々に解凍していきます。

急激な温度変化で水道管が破裂する恐れがあるため、熱湯を使ってはいけません。

解凍後は必ず漏水がないか確認しましょう。自力での解凍が難しい場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。

漏水調査のやり方や業者に依頼した際の費用

蛇口の詰まりの解消方法

スタッフ

蛇口の詰まりを解消するには、まず止水栓を閉めましょう。

蛇口先端のフィルター(泡沫キャップ)を外し、歯ブラシで丁寧に洗います。頑固な汚れには、クエン酸や酢での浸け置きが効果的です。

蛇口のつまり

これらの方法で改善しない場合は、配管内部の問題や部品の劣化が考えられます。無理な分解は水漏れの原因となるため、作業に不安がある方は専門業者へ相談してみるとよいでしょう。

水道修理まで乗り切る応急処置

スタッフ

経年劣化や地震などによって配管が破損して水が出なくなっているときは、まず止水栓または元栓を閉めて漏水を防ぎましょう。

トラブルが起こっている箇所が特定できているならば止水栓を閉め、特定できておらず家全体の水を止めたいならば元栓を操作します。

配管など蛇口以外の場所から水があふれている場合は、水漏れ用の補修テープを巻いて応急処置を行います。補修テープがないときは、不要な布やタオルなどをきつく巻くことで代用も可能です。

ただし応急処置はあくまで一時的な対策であるため、すぐに専門の業者に連絡しましょう。

水道工事が必要になったら?信頼できる水道業者の選び方

突然水道水が出なくなった場合、自力で水道管の解凍などを試みることもできます。しかし状況によっては、無理せず水道業者に駆けつけてもらうことが大切です。ここで紹介するポイントを参考に、水道工事が必要かを見極め、信頼できる水道業者を選びましょう。

水道工事が必要か見極めるポイント

水道工事の必要性を判断する際は、トラブルの規模と自身のスキルを冷静に見極めることが重要です。例えば、蛇口のパッキン交換など簡単な修理は自分で対応できる場合が多いでしょう。

一方、水栓自体の交換や配管の破損など、専門的な知識や技術が必要な場合は、プロの手に委ねるのが賢明です。

費用を節約できるのは自分で行う場合のメリットですが、失敗すると二次被害のリスクも高まります。迅速かつ確実な修理を行いたいのであれば、プロに依頼するのがおすすめです。費用面などで判断に迷う場合は、まず水道業者に相談し、状況を説明して適切なアドバイスを求めましょう。

信頼できる水道業者の特徴と選び方

信頼できる水道業者を選ぶことは、トラブル解決の鍵となります。まず、依頼予定の業者が水道局指定工事店であるかを確認しましょう。これは、業者が法的基準を満たしている証となります。

次に、価格の説明がきちんとされているかも確認しましょう。作業前に詳細な見積もりを提示し、追加料金の可能性も説明してくれる業者が理想的です。

また、会社の実績や年間対応件数も重要な指標といえます。出張・見積もりが無料な業者を選ぶと、費用面も安心でしょう。これらのポイントを押さえることで、水道トラブル時も慌てず適切な業者を選択できます。

水道修理にかかる一般的な費用の目安

蛇口周りの水漏れは、パッキン交換といった簡単な修理であれば8,000円から1万円程度が相場です。

水栓自体の交換が必要な場合や、水栓の種類によっては修理費用が高くなることがあります。その他、作業を行う場所や、交換した部品の処理を依頼するかどうかなども費用が変動するポイントです。

修理費用は状況により大きく変わるため、必ず事前に見積もりを依頼しましょう。費用を抑えたい場合は、複数の業者の見積もりを比較・検討するのもおすすめです。

水道トラブルを予防するための日常のメンテナンス

水道水が突然出なくなる状況を回避するには、できる範囲で水道設備のメンテナンスを行うことが重要です。ここでは、水道トラブルを予防するメンテナンス方法について詳しく紹介します。

水道設備の定期的な点検・清掃方法

突然の断水を防ぐため、水道設備は定期的に点検しましょう。配管から水漏れがないか、配管が腐食していないか、水圧が低下していないかといった点を目視でチェックします。蛇口の水圧が低下していると感じたら、早めに蛇口先端のフィルター(泡沫キャップ)などを清掃しましょう。

清掃をしても改善しないときや水道設備に異常を感じたときは、早めに専門業者に相談することが大切です。

水道管凍結の予防方法

水道管の凍結を防ぐには、水道管の保温が効果的です。保温テープや断熱材を巻き付けたり、屋外の蛇口にタオルを巻いたりするだけでも保温効果があります。

また、急な冷え込みが予想されるときは、就寝前に水抜きを行うとよいでしょう。給湯器やボイラーの止水栓を閉めて水を抜くことで、凍結のリスクを大幅に減らせます。さらに、蛇口から少量の水を流し続けることも、簡単ですが効果的な対策です。

水道設備が寿命なら交換しよう

水道設備には寿命があります。素材にもよりますが、水道管の一般的な寿命は40年程度といわれています。老朽化のサインには、水の出が悪くなる、異臭がする、さびた水が出るなどがあり、特に築30年以上の住宅では要注意です。定期的な点検を行い、早めの交換を心がけましょう。水道管以外に、パッキンやカートリッジにも寿命があるため、交換が必要です。

まとめ

水道水が突然出なくなる原因はさまざまです。まずは落ち着いて原因を探り、適切な対処方法を選択しましょう。突発的な水道トラブルを起こさないために、日常的なメンテナンスなど予防策を講じることも重要です。とはいえ、水道設備には寿命があり劣化していくため、自力で解決できない状況になることもあるでしょう。

専門的な知識や技術が必要な状況では、無理せず水道業者に依頼することが大切です。

水道トラブルにお悩みなら、47都道府県に全国ネットワーク展開している「お急ぎ水道屋」にご相談ください。プロのスタッフが水回りの急なトラブルに対して24時間365日いつでも対応いたします。