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排水口のボコボコ音を即解消!キッチンで使える対策を徹底解説

新築やリフォーム後の注意点

キッチンの排水口から「ボコボコ」と不快な音が聞こえてくることがないでしょうか。

原因が分からずに放置すると、さらに悪化する可能性もあります。この記事では、ボコボコ音の原因と今すぐできる対処法を解説します。

この記事の概要
  • キッチンの排水口から聞こえる「ボコボコ音」は、異物の詰まりや空気不足が主な原因
  • 重曹と酢、市販の薬品、ラバーカップを使った対策が効果的
  • トラブルを未然に防ぐためには、定期的なメンテナンスやプロの業者への依頼が重要
書いてあること

キッチンの排水口がボコボコ音を発する原因

キッチンの排水口からボコボコ音が発生する原因を知っていると、適切な対策を講じることができます。以下では、排水口のメカニズムや詰まる原因、そして集合住宅における特有の事情について詳しく解説します。

排水口がボコボコ音を発するメカニズム

キッチンの排水口からボコボコ音がする原因は、主に3点あります。

  1. 異物が詰まっている場合
  2. 油や洗剤カス、食材カスが詰まる
  3. 排水口に空気を取り込むための通気口が狭い

まず、異物が詰まっている場合です。例えば、小さな固形物が排水管に入り込むと、水が流れる際に空気の通り道をふさいでしまい、排水管内の空気が上へ押し上げられて、抜けるときにボコボコ音が発生します。

次に、油や洗剤カス、食材カスが詰まることです。これらの汚れが排水管内に蓄積し、排水が妨げられると音が出ます。

さらに、排水口に空気を取り込むための通気口が狭いと、排水の際に空気不足で負荷がかかり、ボコボコ音がすることがあります。こうした問題が解消されると音も止むでしょう。

キッチンの排水口が詰まる原因

スタッフ

キッチンの排水口が詰まる主な原因にはまず、油汚れの固着が挙げられます。

調理中に使った油が冷えて固まり、排水口内にこびりつくため、排水が妨げられます。

食材のカスやぬめりの蓄積も原因の一つです。食材カスは腐敗し、ぬめりを発生させ、結果的に排水の流れを悪くします。

固形物の詰まりも放置してはいけません。小さな固形物が排水トラップをすり抜けると、排水管内で詰まりを引き起こし、水の流れを阻害します。

マンションやアパートでの事情

集合住宅では、一戸建てとは異なる排水トラブルが発生することがあります。例えば、他の居住者が同時に大量の水を使用することで、排水管内の圧力バランスが崩れ、ボコボコ音が発生することがあります。こうした現象は、特に高層マンションでよく見られます。

また、排水管は各戸ごとに完全に独立しているわけではなく、一部が共有されている場合があります。そのため、1箇所で詰まりが発生すると、他の居住者にも影響が及ぶことがあります。これを防ぐためには、管理会社に即座に連絡して、全体の排水システムの点検や修理を依頼しましょう。

なお、市販の排水口クリーナーなどで自己解決を試みる場合は、使用方法を厳守しましょう。誤った方法で対処すると、かえって詰まりが悪化する可能性があります。

排水口がボコボコ音を発したときの今すぐできる対策

排水口のボコボコ音を今すぐ解消するための具体的な方法を以下に紹介します。

スタッフ

重曹と酢を使った手軽な対策、市販の薬品を使用する方法、そしてラバーカップを用いた効果的な手順を順を追って解説します。

各方法の手順や注意点をしっかりと押さえ、適切に対処することで、キッチンの排水口トラブルを迅速に解消できるでしょう。

重曹と酢を使った対策

クエン酸やその他を使って清掃する方法

排水口から「ボコボコ音」が聞こえたら、重曹と酢を使った対策が効果的です。まず、排水口のフタや網を取り外し、重曹(1カップ)を振りかけます。次に、歯ブラシでこすり洗いし、大まかな汚れを取り除きます。

再度重曹を振りかけ、その上からお酢(1/2カップ)を注ぎます。このとき、シュワシュワと発泡しますが、これは炭酸ガスが汚れを浮かせるためです。

最後にぬるま湯(1カップ)を少しずつかけ、30分~1時間放置した後、お湯で洗い流しましょう。お酢には抗菌作用があるため、臭気やバクテリアの発生を抑える効果が期待できます。

市販の薬品を使う方法

市販の薬品を使って排水口のボコボコ音を解消する方法も手軽で効果的です。

まず、おすすめするのはアルカリ性のパイプクリーナーです。これには次亜塩素酸ナトリウムや水酸化ナトリウムが含まれており、詰まった汚れやカビ、油脂類まで溶かしてくれます。ただし、使用する前に必ず製品のラベルと説明書をよく読みましょう。

薬品の使用手順は次の通りです。

  • パイプクリーナーを排水口に適量注ぎ、その後一定時間放置
  • 一定時間、待機(成分が詰まりに浸透し汚れを分解するのを待つ)
  • 一定時間経過後には水を大量に流して、詰まりが解消されたか確認

安全に作業を行うために、必ず換気を行い、必ずゴム手袋とマスクを着用してください。他の薬品と混ぜることは、危険なガスが発生することがあるので避けるようにしましょう。

ラバーカップ(すっぽん)の使用方法

ラバーカップ(すっぽん)は、排水口のボコボコ音を解消する効果的なツールです。

ラバーカップ(すっぽん)をキッチンでも活用する

使用方法は簡単で、カップのゴム部分が浸るくらいまで水をため、密閉性を高めます。

次にラバーカップを排水口に密着させ、ゆっくりと押し下げて空気を抜きます。このとき、詰まりが少し動く感触があるでしょう。その後力強く引き上げると、詰まりが取り除かれることが期待できます。

しかし、使う際には注意が必要です。例えば、排水口周囲のゴム部分が損傷すると逆効果になることがあります。また、1度や2度の試行で効果が見られない場合、無理をせず別の対策を試すか、早めにプロの業者に相談することが重要です。

定期的なメンテナンスで排水口トラブルを予防

定期的なメンテナンスを行うことで、キッチンの排水口からのボコボコ音やその他のトラブルを未然に防ぐことが可能です。以下では、具体的な掃除方法や油や固形物を流さないためのポイント、日常生活で取り入れやすい予防策について解説します。

定期的な掃除

キッチンの排水口からのボコボコ音を防ぐためには、定期的な掃除が非常に重要です。

排水口がボコボコ音を発したときの今すぐできる対策

日々の中に、簡単にできる掃除を取り入れることで、排水管の詰まりや悪臭を防げます。例えば、排水口にネットをかぶせると、食材の切れ端や髪の毛などが流れ込むのを防ぎやすくなります。

調理後はお湯を流して油汚れを溶かすことも効果的です。また、10円玉やアルミホイルを排水口に置くと、銅イオンや金属イオンの作用で雑菌の繁殖を抑え、ヌメリを防止できます。

とはいえ、家庭での掃除だけでは不十分な場合もあるため、専門業者による高圧洗浄を定期的に行うことを推奨します。一戸建て住宅ならば、新築後5年目やその後3年に2度が適当でしょう。集合住宅では共用部分があるため、年に1度程度の高圧洗浄が一般的です。

油や固形物を流さないポイント

油や固形物を流さない

排水口に油や固形物を流さないことは、ボコボコ音を防ぐために非常に重要です。例えば、使用済みの食用油を流すと、配管内で固まりやすく、詰まりの原因となります。

また、ペットボトルのふたや食べ物のカスなどの小さな固形物も問題を引き起こします。これらが排水トラップに詰まり、結果としてボコボコ音や悪臭が発生してしまいます。

排水管の奥に詰まると取り出すのが困難で、高額な修理費用が発生することもあります。従って、キッチンでは以下のポイントを守りましょう。

  1. 食べ物のカスや油はキッチンペーパーや専用の油処理剤で処理
  2. 排水口にネットを設置し、固形物を流さないようにする
  3. 調理後はお湯を流し、油を固まりにくくする
  4. 排水口に異物が落ちた際は、すぐに取り除く

これらの対策を日常的に行うことで、排水口のボコボコ音を防ぎ、快適な環境を維持できるでしょう。

新築やリフォーム後に発生する排水口トラブルと対策

新築やリフォーム後の注意点

新築やリフォーム後に起こる排水口のボコボコ音やトラブルの原因と対策について詳しく解説します。
特に、新築やリフォーム直後に見られる独特の問題、水回りに発生するバクテリアの原因とその防止策、さらには排水管の材質に応じたメンテナンス方法についても説明します。

新築やリフォーム直後の特有の問題

新築やリフォームの直後に、しばしば排水口からボコボコ音が発生することがある理由は、主に排水経路の構造に問題があるためだと考えられます。

特に「排水経路のダブルトラップ」が原因となることが多く、これは1つの排水経路に2つの排水トラップが配置され、空気の滞留を招くことで排水がスムーズに流れなくなる現象です。

また、「排水トラップと排水管の接続不良」も問題です。シンク下の排水トラップが深く挿入されすぎると、水が逆流しやすくなります。こうした問題はリフォーム業者に点検と調整を依頼することで、迅速に解消できます。

水回りのバクテリア発生と防止策

排水口でバクテリアが発生する原因は、油脂や洗剤カス、せっけんカスの堆積物が主な要因です。この堆積物は排水管内でバクテリアの温床となり、悪臭や詰まりを引き起こします。

それを防ぐためには、バクテリアを利用した排水管クリーナーが効果的です。有害な化学物質を含まず、環境にやさしい選択肢となります。バクテリアが堆積物を分解することで、排水管を清潔に保ちます。

材質別の排水管メンテナンス

排水管の材質に応じたメンテナンス方法は、管の寿命を延ばすためには非常に重要です。

例えば、塩化ビニル管の排水管には中性洗剤を用いることが推奨されます。高温の湯を流すと変形や劣化の原因となるため、避けるべきです。金属製の排水管にも中性洗剤や酵素系洗剤が推奨されますが、材質に適合するかを確認することが必要です。このように、材質ごとの対応があるため、事前に確認することがトラブル回避の鍵となります。

また、いずれの素材でも共通して重要なのは、食べ物のカスや油脂を流さないこと、さらには定期的に重曹と酢を使って掃除することです。これにより、劣化や詰まりを最小限に抑えられます。

排水トラップの役割とメンテナンス方法

排水トラップの基本機能、設置方法、定期的なメンテナンスの重要性について解説します。排水トラップは排水口のボコボコ音や悪臭を防ぐために欠かせない装置です。ここでは、その役割や日々のメンテナンス方法について詳しく見ていきます。

排水トラップの基本機能

排水口からの悪臭や害虫の侵入を防ぐために重要な役割を果たしているのが排水トラップです。排水トラップは、配管の一部に水をためることで、その水の障壁を通じて下水道からの悪臭や虫をブロックします。このたまった水は「封水」と呼ばれ、トイレの便器内にたまる水も同じく封水の一種です。

封水がなくなると、「破封」という状態になり、悪臭や虫の侵入の原因となります。特にキッチンでは、食材のごみや油分が原因で排水トラップが詰まりやすくなるため、定期的な掃除や油を流さない習慣が重要です。日々の快適な生活のために、排水トラップの役割を理解し、適切なメンテナンスを心掛けましょう。

排水トラップの設置方法

排水トラップは専門業者でなくても設置可能です。新しい排水トラップはホームセンターやインターネットで入手できますが、購入前にサイズの測定が必要です。設置手順を箇条書きで解説します。

STEP
排水パイプの確認

古い排水トラップを取り外す前に、接続部分とサイズを確認します。新しいトラップが適合するか必ずチェックしてください。

STEP
古いトラップの取り外し

ドライバーやレンチを使用して、古い排水トラップを取り外します。この際、水が漏れないようにバケツを用意しておくと便利です。

STEP
新しいトラップの組み立て

パーツを組み立て、新しい排水トラップを取り付けます。しっかりと固定し、水漏れがないか確認しましょう。

STEP
テスト水通し

最後に、水を流して漏れがないか確認し、問題がなければ完了です。

この手順を踏むことで、排水口のボコボコ音を解消できる可能性があります。

定期的なメンテナンスの重要性

定期的なメンテナンスは、排水トラップが正常に機能するために極めて重要です。しかし、排水トラップは時間がたつとトラップ内に汚れやごみがたまり、その効果が低下することがあります。以下の点に注意してメンテナンスを行いましょう。

トラップ内部の洗浄

ブラシを使用して汚れや異物を取り除くことで詰まりを防ぎ、効果を持続できます。

水の補充

まれに水が蒸発して封水がなくなることがあります。この場合、定期的に水を流して補充することが必要です。

定期点検

排水口の異臭や水の流れ具合をチェックする習慣をつけることも大切です。

プロの業者に依頼するメリットと注意点

次に、信頼できる業者の選び方について説明します。排水口のボコボコ音が続く場合や、専門業者に相談するタイミングについて解説します。

プロの業者に相談するタイミング

プロの業者に相談するタイミングは、排水口のボコボコ音が続く場合や、自分で試した対策が効果を見せない場合です。この音は排水管の詰まりやエアポケットが原因であることが多いので、特に頻繁に発生する場合は専門家の診断が必要です。

また、水の流れが遅くなる、悪臭がするなどの他の問題も伴う場合には、早急な対応が必要です。業者に早めに相談することで、大きなトラブルを未然に防ぐことができ、費用や時間の節約にもつながります。

具体的には、『お急ぎ水道屋』のような全国対応の専門業者に連絡を取るのがおすすめです。清潔な身なりと丁寧な対応で、安心してトラブルの解決を任せることができます。

良い業者の選び方

良い業者には「一定以上の実力」が欠かせないでしょう。業者の技術力を判断するにあたっては、過去の施工実績を確認するとよいでしょう。具体的には、同じような排水口トラブルの解決経験がどれだけあるかをチェックします。

次に、複数の業者から見積もりを取り、比較することも大切です。一つの業者だけでは本当のコストが見えづらいことがあるため、相見積もりを取得して、価格やサービス内容を比較しましょう。また、見積もりの内訳が明確に記載されている業者を選びましょう。不透明な費用が後から追加される心配が減ります。

さらに、アフターフォローの体制が整っているかも大事なポイントです。施工後のトラブル対応やメンテナンスサービスが充実している業者なら、長期的に安心して任せられます。

口コミや評判を調べることも一助となります。実際の利用者からの評価は信頼度を測る重要な指標です。業者選びの時間を惜しまず、しっかりと調査を行いましょう。

まとめ

排水口のボコボコ音は、異物の詰まりや空気の流れが原因で発生することが多いです。重曹と酢、市販薬品、ラバーカップなどの対策を試すことで、音の解消が期待できます。また、定期的なメンテナンスや油や固形物を流さない習慣がトラブル予防に有効です。特に集合住宅では、他の住戸との排水共有が問題を引き起こすことがあるため、早めの対応が重要です。

対策した効果がみられない場合、専門業者に相談するのが最善です。お急ぎ水道屋は、長年の実績と確かな技術力で排水口のトラブル解決にあたります。ぜひお気軽にご相談ください。