私がアクアラインを創業したのは、22歳の頃です。お客様からの依頼電話に自分で応対し、補修に向かう。 手が足りない時は知り合いに応援を頼む、といった状況でした。
豊富な資金など当然ありません。だからこそ私は、何より人とのつながりを重視しました。 お金のない状況で起業した私にとって、財産と呼べるのは「人」だけだったのです。
お客様との出会いを大切にし、一瞬たりとも気を抜かない。サポートしてくれる人々に対しては、できるだけの報酬と誠意で応える。そうしたやり方でなかったら事業の継続は難しかったでしょうし、アクアラインの今日はなかったはずです。
今もその思いに変わりはありません。アクアラインの基本は「人」。多くのお客様、働くスタッフたちとのつながりが、当社の発展を支えるコアとなっています。
誠実さを大事にするお客様ほど、誠実でない会社とのつき合いは避けるもの。能力を十分に発揮したいと考える社員ほど、人材を活かせない会社には寄りつかないものです。そうした人たちとつき合えるレベルの会社にしておくことが、私の役割です。
お客様の信頼に支えられ、またスタッフの努力もあって、アクアラインは大きくなれました。しかし、組織ができ、システムが完成した途端、おざなりになる例はいくらでもあります。研修を行っても、実践されなければ意味はありません。お客様の、心の奥底にあるニーズまでくみ取らなければ、適切なサービスの提案・提供はできません。
失敗はあるでしょう。発明王エジソンですら、電球を完成させるのに、何万個もの失敗作を生んだそうです。しかし彼はくじけませんでした。私は思います。成功までやり続ければ、失敗は失敗でなくなる、と。
大切なのは、前に進み続けることです。アクアラインはお客様から何を求められているのか。そこを見ていれば、どれだけ時間はかかっても、いつか成功できます。
人と人とのつながりによって、もっと大きく成長できる。アクアラインはそんな会社でありたい、と思います。
代表取締役 大垣内 剛